UK Jazz Dance Gems - Tomi th Jazzy Monk
第91回 Billy Marcus Quartet/ Last Ride On The Bus/ Travelers Productions
Billy Marcus Quartet/ Last Ride On The Bus/ Travelers Productions(TRV 3003)

マイアミ産の、自主制作盤。アメリカには、まだまだ素晴らしいクオリティーを持った自主制作作品がごろごろしているが、これもその中の一つ。
マイアミ国際空港の近くにあったトラヴェラーというラウンジのハウス・ピアニストであったBilly Marucusが地元のメンバーを中心に録音した作品で、彼の音楽を広く伝えるために製作されたもののようである。
ヴォーカリストAlice Dayをゲストに迎えたブルース「T'Aint Nobody's Business If I Do」などは、完全にラウンジを意識した曲だが、Billy Marcusの好みなのか、ラウンジにはそぐわないような曲も数曲収められている。
特筆に価するのは、Mccoy Tyner作曲の高速モード曲「Fly With The Wind」のカバー。ストリングスを配したオリジナルのダイナミクスを損なうことのないスケールの大きな演奏に驚かされる。思い入れがあるのか、特に気合の入った演奏で、疾走感がたまらない。
そして、パーカッシブなタッチで、この曲に挑むBilly MarcusのソロもMccoy Tynerに負けず劣らず。Mccoy Tynerの曲の中では、意外とカバーされることが少ない曲で、そういう意味でも本バージョンは貴重な記録ということができる。
また、Antonio Calros Jobimの「Red Blouse」も軽妙なボッサ・タッチの演奏で、一聴に値する。
2008年05月17日 18:38| 個別ページ
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