UK Jazz Dance Gems - Tomi the Jazzy Monk
第160回 Fourth World/ S/T / B&W Music
Fourth World/ S/T / B&W Music (BWR 030) 1994

いくつになっても前進し続けるミュージシャンが好きだ。数年前の東京ブルーノートで見たAirtoとFlora Purimのライブ。「新しいことをやってみるんだけど、気に入ってもらえるかな。」と言ってはじめた曲は、Airtoのスキャットとラップが入り混じるブラジリアン・ヒップホップとでもいうべき斬新なものだった。
ブラジル人パーカッショニストとして、多くのジャズ・ミュージシャンの演奏に参加、ブラジル音楽の普及に貢献したAirto。そこにあぐらをかくこともできたはずだ。しかし、彼が求めるのは地位や名誉でないことは、はっきりしている。貪欲に、新しさを求める姿に感銘を受けた。
1994年というリリースのためか見逃されがちな、このアルバムでその時の演奏の片鱗が聴ける。
幻想的なFlora Purimのヴォーカルをフューチャーしたスロー・テンポの「Santa Anita」。中盤で登場するポエトリーともラップとも判じがたい独特の歌声に心を奪われる。
本ブログの趣旨からいけば、軽快な「Seven Steps」や「Earthquake」を推すべきだろうが、たまにはこうしたものもいいだろう。
前述2曲は、ロンドンのジャズDJのお気に入り。フロアでは、そちらをかけるのがお決まりといったところか。
2011年10月04日 23:26
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